eelの麓(ふもと)です。
突然ですが、皆さんは、好みの器ってありますか??
大学生くらいまでは、食事を載せられたら何でもいいでしょ。と考えていた僕は、スーパーの総菜もパックのまま食べることがほとんどでした。
社会人になって数年、ちょっと器に移して食べるだけでも、自分の心持ちが違うことに気付いた20代半ば。
今では、食器を置いているお店の前を通ると、ついつい立ち寄るようにはなるくらい身近な存在です。
前置きが長くなりましたが、eelでは、陶芸家・野村拓矢さんによる白磁器の展示・販売を9/6(土)-15(月)の10日間、開催しています。

店内に一歩足を踏み入れると、しっとりと落ち着いた空気に包まれ、フランスのヴィンテージ家具と白磁器が織りなす独特の世界観が広がります。
今回の展示に合わせ、普段の店内レイアウトも特別に変更しました!

木の温もりを感じるフランス家具に、艶やかで上品な白磁の器が並ぶ姿は、まるで静かな時間が流れているかのよう。
飾られた器たちは決して主張しすぎず、それでいて確かな存在感を放ち、空間そのものを柔らかく引き締めてくれるように感じられます。
野村さんの白磁器は、一見シンプルのように見えますが、七宝紋が施されていたりと近くで見て触って気付く、意匠の面白さがあります。
ひとつひとつ丁寧に仕上げられた器は、料理を美しく引き立てるのはもちろん、空のままでもインテリアとしての魅力を放ちます。

今回のテーマでもある「marge(マージュ)」は、フランス語で「余白」や「ゆとり」を意味します。
白磁の透明感ややわらかな光沢は、まさに生活に余白をもたらす存在。
食卓に並べれば、日々の食事の時間が特別なひとときに変わるような予感を感じさせてくれます。
会期中は、A little COFFEE さんの焼菓子も常時販売しています。
美味しい焼き菓子を器にのせ、温かいコーヒーとともにいただけば、焼き菓子や器の魅力がより一層引き立ちそうです。

また、9月6日と15日には、A little COFFEE さんご本人による出店もありますので、淹れたてのコーヒーとともに展示を楽しんでいただけます。

木のテーブルに整然と並べられた白磁の器、静かに灯るランプ、椅子に腰掛けてゆっくりと過ごしてみるなんていかがでしょうか。
普段は、手にすることができない、野村さんの作品に触れてみて、器と共に過ごす暮らすイメージを持たれてみてください。

ぜひこの機会に、日常をちょっと豊かにする器や家具と出会ってもらえると嬉しいです!







