A.R.P
L'Atelier de Recherche Plastique|1954
略歴
「L'Atelier de Recherche Plastique」通称ARPは、Pierre Guaricheピエール・ガーリッシュ(1926ー1995)、 Michel Mortierミシェル・モルティエ(1925-2015)、Joseph-Andre Motteジョセフ・アンドレ・モット(1925-2013)の3人によるデザインユニット。1950年代、最先端を走った若きデザイナー集団。
上:(1位)リビングルーム
下:(2位)寝室
設立の経緯
ジョセフ・アンドレ・モットとミシェル・モルティエは、Ecole des Arts Appliqués à l'Industrie (ENSAAMA、フランスのパリ 15 区にある装飾芸術のバカロレア)で学んだ後、フランスの偉大なデザイナー、マルセル・ガスコアン(1907 ? 1986 )が設立したエージェンシー(A.R.H.E.C)に入社しました。そこで二人は、École nationale supérieure des Arts Décoratifs (ENSAD、パリのウルム通りにある装飾芸術学校)の卒業生であるピエール・ガーリッシュと出会います。すぐに三人は共通の理念を持つことを確信し意気投合しました。
1952年、ピエール・ガーリッシュが自らのスタジオを開くためにエージェンシーを去るも、ミシェル・モルティエとジョセフ・アンドレ・モットはエージェンシーで働き続け、ガスコアンの支援を受けて共同で仕事をすることになりました。
1954年2月に開催されたSalon des Arts Ménagersで、2人はブースをシェアしそれぞれのクリエイションを発表し成功を収めます。二人の成功を皮切りにガーリッシュが三人でのユニット設立を提案し、1954年10月に3人はフォーブル・サン・アントワーヌ地区に店を構えました。こうして、1950年代のフレンチモダンデザインを代表するデザインユニットA.R.Pが結成されたのです。
コンペティションでの成功
上:(1位)リビングルーム
下:(2位)寝室
1955年、Centre Technique du Bois(木材技術センター)は、実用的で小さなスペースにも適応できる家具をデザインすることを目的に、コンペティションを開催しました。
このコンクールでA.R.Pはリビングルーム、寝室、子供部屋を発表し、1位と2位を獲得しました。才能溢れる若きデザイナー3名のユニットは専門見本市に出展することで知名度を高め、この分野の最先端メーカーとの取引を可能にしたのでした。 ビッグネームとのコラボ コンペティションでの成功の後、A.R.PはAirbone(エアボーン)、Steiner(シュタイナー)、Minvielle(ミンヴィエル)、Cabanne(カバンヌ)、Disderot(ディズドロ)といった具合に、当時の最高峰のメーカーと提携し作品を世に出していきます。
このコンクールでA.R.Pはリビングルーム、寝室、子供部屋を発表し、1位と2位を獲得しました。才能溢れる若きデザイナー3名のユニットは専門見本市に出展することで知名度を高め、この分野の最先端メーカーとの取引を可能にしたのでした。 ビッグネームとのコラボ コンペティションでの成功の後、A.R.PはAirbone(エアボーン)、Steiner(シュタイナー)、Minvielle(ミンヴィエル)、Cabanne(カバンヌ)、Disderot(ディズドロ)といった具合に、当時の最高峰のメーカーと提携し作品を世に出していきます。
eelで過去販売したA.R.Pの家具たち
出典:JOURNAL DE L'AMEUBLEMENT meubles et decors 678-679