アーコールの椅子の仕上げに関して
アーコールの椅子の仕上げに関して
【
EC356ゴールドスミスチェア】

メンテナンス前。
1960年台の製品です。

ワックスが汚れを巻き込んで固まってます。

接合部があまくなり、グラグラしてます。
以下メンテナンス工程です。

一度全て解体します。

解体後は接着剤を充填し
クサビを新しく入れます。
部材ごとにしっかりとクランプで締め
接着剤が硬化するまで固定します。

塗膜をサンディング(研磨)し
弊社オリジナル調合の水性ステインを塗布します。
ステイン乾燥後
少し艶がある程度に水性ウレタンを塗布します。
艶を調節し3〜4回、濃度を変えながら塗布します。
以下メンテナンス完了後です。

メンテナンス前(画像左)とメンテナンス後(画像右)を
比較しました。
あくまでもヴィンテージ品です。これらのような小傷や汚れは残りますのでご了承下さい。
できるだけ艶感を抑えた場合は以下のような仕上げとなります。
【EC456スモーカーズチェア】

通常のアーコールチェアのメンテナンス後の塗膜より
少し薄い塗膜です。
通常の弊社の仕上げと、艶をできるだけ抑えた仕上げを
比較しました。
「ウレタンで仕上げるって、もしかして分厚くてピカピカしてしまうのでは?」
と心配になってる方ご安心ください。
しっとりと味わいある艶感で仕上げさせていただきます。
「艶はとにかく抑えて!」と言う方
お任せください。
木の質感を感じる程度の塗膜調整が可能です。